
2020年~にTwitter(現X)にて敢行した「#ビートルズ全曲レビュー」のまとめです。企画当初はTwitter(現X)の「ハイライト」機能にてまとめておりましたが、この機能が廃止され一挙に振り返るのが難しくなってしまいましたので、ブログのポストを利用して再掲いたします。アルバムごとにリプライで楽曲レビューをしておりますので、ご一読ください。
Please Please Me (1963)編
— ピエール (@pierre_review) May 24, 2020
記念すべきデビュー・アルバムです。
ロックが下火となっていた当時の音楽界に、どれほどの衝撃をこの作品が与えたかは想像するに難くありません。
僅か一日でレコーディングを終えた逸話の通り、熱い初期衝動を感じる伝説の始まりに相応しい作品。#ビートルズ全曲レビュー pic.twitter.com/MZRHAAVgiA
With The Beatles (1964)編
— ピエール (@pierre_review) May 31, 2020
30週以上にわたってチャート首位を独占した彼らのデビュー盤に取って代わり、1位を獲得した2枚目のアルバムです。
急拵えだった前作よりも成熟したサウンドを聴かせる作品で、どこかダークなロック・アルバムとして独特の空気感を見せています。#ビートルズ全曲レビュー pic.twitter.com/xuREkxdi9I
A Hard Day’s Night (1964)編
— ピエール (@pierre_review) June 6, 2020
初期の作品ならばこのアルバムが頭一つ抜けているのでは。クレジットは全てレノン=マッカートニーで、こうした構成はバンド史上唯一です。
バラエティ性こそ中期以降に劣るものの、二人の天才作曲家の対照的な個性がよく表れたパワフルな名盤。#ビートルズ全曲レビュー pic.twitter.com/dOlySAlUzn
Beatles For Sale (1964)編
— ピエール (@pierre_review) June 17, 2020
慌ただしいスケジュールを縫って制作された一枚で、やや間に合わせな感も否めません。
一方でレノンにとっての転機もこの時期で、B・ディランとの邂逅がもたらした内省的なアプローチは今作から表れます。滋味豊かで通好みの作品と言えるでしょう。#ビートルズ全曲レビュー pic.twitter.com/wWoVRKvbjJ
Help! (1965)編
— ピエール (@pierre_review) July 7, 2020
次作をバンドの転換点と見る方も多いと思いますが、私はこの作品の重要性をこそ論じたいです。
ロックのカリスマとしての性質を帯び始めたレノンにいよいよ作曲家としての覚醒を見せるマッカートニー、重要曲も数多く収録された「過小評価」の一枚。#ビートルズ全曲レビュー pic.twitter.com/5aTeSFQA45
Rubber Soul (1965)編
— ピエール (@pierre_review) July 27, 2020
「聴かせる」楽曲が非常に多く、メロディ・メーカーとしてのザ・ビートルズを堪能するならば最適の一枚でしょう。
一方でアーティストとしての意識の目覚めが各楽曲での実験的な姿勢に表れ、ここから続く傑作群の狼煙に相応しい名盤です。#ビートルズ全曲レビュー pic.twitter.com/9EeDBDfLaK
Revolver (1966)編
— ピエール (@pierre_review) August 20, 2020
「ロックの最高傑作は何か」という問いへの私の答えはこの一枚です。
アートに傾倒するレノン、音楽家として完全無欠の域に達したマッカートニー、遅咲きの才能を見せるハリスン。サイケデリックの色彩の中で、音楽の全てを提示した稀代の大傑作でしょう。#ビートルズ全曲レビュー pic.twitter.com/r7ad5hpRAc
Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (1967)編
— ピエール (@pierre_review) September 14, 2020
「ロックの最高傑作」とも謳われる、史上初のコンセプト・アルバムです。前作より洗練され、息つく暇なく展開する音像は神がかり的。
楽曲のパワーでは諸作に劣る感もありますが、それを感じさせぬトータリティには脱帽です。#ビートルズ全曲レビュー pic.twitter.com/p7BkUp3lav
Magical Mystery Tour (1967)編
— ピエール (@pierre_review) October 9, 2020
同名映画のサウンド・トラックにアルバム未収録の楽曲を追加した編集盤なのですが、その完成度は諸作に匹敵します。
サイケをより深くポップスに取り入れることに成功し、ベスト盤かと錯覚するほどに各楽曲の個性が強く感じられる名盤です。#ビートルズ全曲レビュー pic.twitter.com/QEVd1ySMHf
The Beatles (1968)編
— ピエール (@pierre_review) October 28, 2020
セルフ・タイトル作にして唯一の2枚組。深まるメンバー間の溝は作品にも表れ、ともすれば散漫に思えるかもしれません。
しかし表現力の爆発が生む小宇宙は、その混沌にすら秩序と美を与えています。現代音楽の全てが、この作品には息づいているのです。#ビートルズ全曲レビュー pic.twitter.com/dPF926cIGV
Yellow Submarine (1969)編
— ピエール (@pierre_review) December 4, 2020
『リボルバー』収録の同名曲に着想を得たアニメ映画のサウンド・トラックです。過去のアウト・テイクやマーティン卿が手がけた劇伴曲が多く、セールス、評価共に他の作品には一枚劣る感は否めません。かくいう私も滅多に聴かない作品です……#ビートルズ全曲レビュー pic.twitter.com/ACrYEGxvGp
Abbey Road (1969)編
— ピエール (@pierre_review) December 19, 2020
ザ・ビートルズの歴史を締め括る、正真正銘のラスト・アルバム。
メンバーの個性が色濃く出た名曲が並ぶA面も素晴らしいのですが、B面収録のメドレーの完成度たるや。まるでバンドの走馬灯のような、伝説の幕切れにこれ以上なく相応しい大傑作です。#ビートルズ全曲レビュー pic.twitter.com/NRLyth1YOn
Let It Be (1970)編
— ピエール (@pierre_review) December 7, 2020
「ゲット・バック・セッション」の音源を、巨匠P・スペクターがプロデュースし彼らの解散後にリリースされた一枚。当時のメンバー間の関係性もあってどうしても無理矢理な感は否めず、楽曲の品質は高いものの作品としては散漫な印象を抱くのも事実です。#ビートルズ全曲レビュー pic.twitter.com/qEOXOFtCHt
Past Masters (complilation)編
— ピエール (@pierre_review) March 31, 2021
オリジナル・アルバム未収録のシングル楽曲をコンパイルしたコンピレーション盤。数ある楽曲の中からシングルの座を射止めるだけあって傑作揃いで、鮮烈な変貌を遂げる彼らの音楽性をタイム・ラインで追うことができる資料価値も高い作品です。#ビートルズ全曲レビュー pic.twitter.com/cREKu2I2qV
オマケ①:ビートルズ全アルバムレビュー
■前編
■後編
オマケ②:ビートルズ名曲ランキングTOP50
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